2010/01/31

Mendiant (Bernachon)

Bernachonの板チョコで日本人に一番人気のMendiantです。
「絵のように美しい」とマダムは紹介します。
中身は砕いたアーモンドだけが入っていて、表面に飾りとして、アーモンド、
ヘーゼルナッツ、くるみ、ピスタチオ、レーズン、チェリーがのっています。
アメリカ人はチェリーが嫌いとかで、飾りののっていないチョコレートがAmandineです。こちらのものには、ミルクチョコレートもありますので、ダークが苦手な方にも楽しんで頂けます。
隅から隅まで、たっぷりとアーモンドが
入っているので、かなり食べ応えがあると思います。

もしかしたら、日本のサロン・ド・ショコラでこれらは出展されているかも知れません?

2010/01/30

Valentin (Fabrice Gillotte)

日本では「サロン・ド・ショコラ」の季節ですね。
私達がお世話になっている職人たちは、「今は日本です」という方が多いです。(苦笑)
今日はバレンタインにも利用頂けそうなチョコレートのご紹介。

ハート型のチョコレートです。
赤い色をしている表面がチョコレートで、中身はたっぷりのバニラ風味の
キャラメル。

この商品はボンボンタイプのチョコレートもあります。
見た目はずいぶんと違うのですが、中身は同じキャラメルなので、こちらのカット
したものをお見せします。

かなりやわらかいキャラメルであることがおわかりになるのではないでしょうか?

キャラメル好きな方は、是非お試し
下さい。

2010/01/29

La barre anti-stress (Bernard Dufoux)




チョコレートはストレスに利く食べ物だと聞いたことがあります。

今回紹介するものはその名も「アンチ・ストレス」
Bernard Dufouxの作っているものです。
金箔の貼られたチョコレートの中身はギッシリ。
お店に飾ってある写真をさらに写真に撮ったので、少し分り難いでしょうか?中身はアーモンドプラリネ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、ラムレーズン、オレンジ
ピールです。
カットされた写真は、Conquistadorという名前で、一枚目の写真で、円柱型のものです。こちらは基本的にはクリスマスシーズンしか取り扱っていません。かなり大きいものだということがおわかりになりますか?
このチョコレートは、カットしてそのままお召し上がり下さっても良いですし、
クレーム・アングレーズと呼ばれるカスタードソースをかけて頂くと、さらに美味しく頂けます。

2010/01/28

La Crème de Noisettines


ヘーゼルナッツは好きですか?
先日紹介しました、Noissetinesをペーストにしたものを紹介します。
原材料はNoissetines、水、レモン汁のみです。
香ばしいペーストにはチョコレートは入っていませんが、入っているかのように、
濃厚なお味。
フォークに少し粒粒がのっているのが
見えますか?
かなりやわらかいクリームです。

トースト、クレープに塗ったり、バニラ
アイスにソースとしてかけてお召し上がり頂けます。

小さな瓶なので、あっという間になくなってしまうので、翌日にまた購入しに
来られるお客様もいるほどです。(苦笑)

2010/01/25

滞在許可証取得

11月に申請していた滞在許可証を取りに、シテ島の警視庁へ。

必要書類は

  • Convocation
  • 以前の滞在許可証
  • récépissé
  • 70ユーロ分のOMI(ANAEM)の収入印紙
以上を提出すれば、すぐに滞在許可証を頂けました。

すんなり終了し、ちょっと呆気なく感じた私でした。
今年もまた秋に更新しなければいけませんが、しばらくゆっくり出来ます。

2010/01/21

アンリ・ルルーの紅茶味のキャラメル入荷!

日本にお住まいの皆様、そろそろサロン・ド・ショコラが開催されますね!
関西に住む友達から、出展される方のリストを教えてもらって、私もチェック
しました。
いろんな国からやって来るようですね。

どの人のものが日本で人気なのか、興味津々。特にイタリアの職人のものは
あまり知らないので、食べてみたいなぁ~と羨ましく思っています。

今日から、ルルーさんの塩バターキャラメルに新しい味が入荷されています。

Mélange des Seigneursという名前の紅茶を利用したものです。
この紅茶はアッサムと雲南省の紅茶のブレンドです。

日本では雲南省のお茶と言えば、プーアル茶ですが、フランスはYunnanという名前で売られている紅茶の方が輸入されているようです。

紅茶好きの方、是非お試しあれ!

2010/01/20

Le Taps de Limos


シャンパンのコルク型のチョコレートに惹かれませんか?
お酒好きの方にお勧めですよ。

 表面はチョコレート。中身はとてもやわらかいガナッシュとBlanquette de Limouxに漬け込まれたレーズン。写真ではレーズンが分かりにくいですね。でもガナッシュのやわらかさは少しは分りますでしょうか?Blanquette de Limoux(ブランケット・ドゥ・リムー)とはラングドック地方のLimouxというところで作られているスパークリングワインです。

さて、このチョコレートを作っているお店。Nougat Borという名前です。
1936年に始まったNougat Borは名前から想像がつくように、Nougatを主に作っていました。
1983年にBor氏の後継者であるAndrieux氏がこのチョコレートを開発。
その後、お店のスペシャリテになりました。

1個25gほどあるので、 結構食べ応えのあるものです。
これだけを楽しみに来られる方もいらっしゃるので、アルコールとレーズンが
大丈夫な方は、一度お試し下さいませ。

2010/01/18

Les Noisettines du Médoc

ヘーゼルナッツはヨーロッパでは、とても人気のナッツです。
日本では胡桃の方が一般的ですよね。
チャイコフスキーの有名なバレエ「くるみ割り人形」も、フランス語では「Casse-noisette」なので、「ヘーゼルナッツ割り人形」になるはずですね。
確かにあの人形の口は小さく、胡桃は入りそうにありません・・・

ヘーゼルナッツの歴史はかなり古いようです。
ヨーロッパでは石器時代から食べられていたといわれています。
しかも2300年前には既にトルコ北部の北海沿岸で栽培が始められていた
そうです。

この地域はヘーゼルナッツ栽培に最も適していて、現在では生産量が世界一。世界総生産量の75%を占めています。600年前から輸出が始まり、
現在ではヨーロッパのほとんどがトルコ産のもの。

前書きが長くなってしまいました。
そろそろヘーゼルナッツのお菓子をしなくてはいけませんね。

Noisettines(ノワゼッティーヌ)という、ローストしたヘーゼルナッツをお砂糖を
溶かした鍋の中に入れ、キャラメル上になるまで煮詰めたものです。
香ばしく、チョコレートが入っているような風味がしますが、全く入っていません。
原材料はヘーゼルナッツ、砂糖、水のみで、保存料も一切入っていません。

つまみ始めるとなかなか、手を休めることが出来なくなるタイプのお菓子です。
アーモンドのプラリーヌよりも、香ばしく私はこっちの方が好みです。
実はいろんなナッツを詰め合わせたものを準備する際に、写真のようにヘーゼルナッツが半分ほど見えたものは詰められないので、代わりに私の口に入って
います(苦笑)



2010/01/14

Guimauves (ギモーヴ)


日本でも最近では「ギモーヴ」という名前で、マシュマロが売られているよう
ですね。
お店で売っているギモーヴはナンシーのMaison des Soeurs
以前にベルガモットキャンディーを紹介しました)のものです。
2008年のフランス版ELLEで女優のRachida Brakniさんには「世界中で一番
美味しいギモーヴ」と紹介して頂いています。

赤ちゃんの肌のように、ふわふわなこのギモーヴは添加物が一切利用されて
いませんので、賞味期限は1週間ほどになります。
それ以上経ちますと、冬の間はカビが生えるというよりも、乾燥してパサパサになり、夏はカビが生えますので、お土産には向きません。
ご購入後、独り占めにして、すぐにお召し上がり下さい。

ギモーブのことをどれだけ皆さんご存知でしょうか?

名前の由来からまずはお話することにします。
実は「マシュマロ」「ギモーヴ」共に、アオイ科ウスベニタチアオイという植物の名前です。
古代エジプト時代の王様が、この植物の根を
すり潰し、のど薬として利用していたようです。
(左記の植物図はウィキペディアより)

その後、この植物の根の粘液にはちみつを加え
キャンディーが作られるようになり、本来は薬用
として食されていました。
現在のギモーヴの形になったのは19世紀に
フランスやドイツで改良されてからのようです。

植物の根を利用したフランス語のレシピを見つけたので、興味のある方はここをクリック!

卵白、砂糖、ゼラチンで作られているのが一般的ですが、最近ではフルーツのピューレなどを利用し、卵白が入ってないものもあります。

日本でマシュマロが嫌いな方、フランスのギモーヴを是非お試し下さい!
口どけ良く、今まで食べていたものと同じものと思えないかも知れませんよ。

2010/01/12

Nonettes (Mulot et Petitjean) ノネット


以前にパン・デピスのご紹介をしました。
今回は同じお店のもので、Nonette(ノネット)という名のパン・デピスを
紹介します。

Nonetteという名は中世時代に、このお菓子を修道女が作っていたからの
ようです。
修道女をフランス語でNonetteと言います。


さて、このパン・デピスは丸い形に
作られていて、中には一般的には
オレンジのジャムが入っています。
現在はその他にも、カシスのジャム入りとヘーゼルナッツとチョコレートのペーストが入ったものと3種類仕入れています。

でもやっぱり一般的なオレンジのジャム入りが、一番美味しいような気がするのは私だけでしょうか?

少し小腹が空いた時のお茶菓子に調度良いと思います。
日本のジャムパンを少し思い出します。(笑)

2010/01/11

Le mandarin de Grenoble(マンダラン)

日本ではなかなかお目にかかることの出来ないタイプのチョコレートです。
クレモンティーヌ(日本のみかんのようなもの)の砂糖漬けをグランマルニエで
香りを漬け、半分に切り、断面にやわらかいガナッシュを乗せ、さらにダーク
チョコレートでコーティングしたものです。
これは少し大きいですが、一口で食べて頂いた方が、美味しさがわかる
チョコレートです。
半分にカットして食べると、美味しさが
半減します。
口いっぱいになるのですが、その分、
チョコレートとクレモンティーヌの味の
ハーモニーが充分に楽しめます。

好き嫌いが分かれやすいタイプの
チョコレートですね。ファンはかなり多いです。これだけを20個も30個も買っていかれるくらいに!

肉厚のオレンジピールがお好きな方、是非お試し下さいね。




2010/01/10

Les confitures (Les Saisons de Rosalie)


2004年にMOF賞を取っているPhilippe Brenetonのジャムの紹介です。

実はこのジャムを仕入れるようになったのは、日本人のお客様がきっかけです。
パリに在住のツアーガイドの方が、このジャムが好きだったようで、マダムに
試食に持って来て下さいました。

普通のジャムより少し小ぶりのサイズ。
日本に持ち帰りやすいと思います。

しっかりとした味のあるフルーツを利用しているのがわかります。
果肉が大き目なので、あっという間に使い切ってしまうのが、ちょっと残念です。

プレーンヨーグルトなどに入れて、お召し上がり頂いても美味しいです。


Marrons glacés (マロングラッセ)

かなり冷え込んでいるパリ。
来週の火曜日まで、寒さは続くようです。

マロングラッセの
入荷のお知らせをしたまま、ご紹介がまだでしたね。

「imbert」という
お店のものを仕入れています。
もちろん栗の産地で有名な「Ardèche」のものです。このお店の栗のペーストなどを利用している有名な
お菓子屋も多数あります。

お店の歴史も少しお話します。
第一次大戦少し前に、Gustave Imbertがある菓子職人と共同経営で始めたお店がMarrons Glacés d'Aubenas。その後、Gustave Imbertは会社を買い取り、Marrons-Imbertに改名。
1998年以来、4代目にあたる曾孫のStéphanie Nogier-Imbertがお店を
存続。

栗の味を生かすために、バニラビーンズは最小限に抑えているようです。
しっとりとして、とても美味しいものです。
高級品なので、お土産にするには
ちょっと・・・と思われる方、ご自分用に
一つお味見に購入してみてはいかがですか?
保存は0度から10度以内で!

 





2010年11月14日追記
なぜシャテーニュグラッセはないのかという質問を頂きました。
考えられる理由がいくつかあるようです。
  1. シャテーニュより、マロンの方が短く発音しやすく、聞き心地が良いので、どちらで作っても「マロン・グラッセ」と呼ぶ。
  2. シャテーニュは皮の中に仕切りがあり、2~4つの実に分かれているので実が崩れやすい。
シャテーニュとして、マルシェなどに売られているものを見ると、マロンに比べて小ぶりなのです。
小さ過ぎるのも原因のひとつかも知れません。

2010/01/06

お店の場所



皆様、年末年始を楽しく過ごせましたでしょうか?
私は大晦日の夜に病院にいく羽目になり、年末年始と家でゆっくりと過ごし、
今は元気に毎日出勤しています。

初めての方はお店の場所を迷われる方が、多いようです。
2つの理由が考えられます。

  1. ガイドブックの地図が間違っている(いくつかのガイドブックの地図、営業時間が間違っていました。
  2. お店のある通りの名前が、2,3年前から変更されています。それにも関わらず、グーグルマップなどで調べると、以前の名前のまま・・・(旧 30 rue Fontaine 、新 30 rue Pierre Fontaine)
上記の地図は以前の名前の通りのままですが、場所は間違っていません。

地下鉄2号線Blancheが最寄り駅です。
出口を出て頂いて、ムーランルージュを背中にするとMonoprixというスーパーが見えます。
その通りがRue Pierre Fontaineになります。

皆様が迷うことなく、ご来店下さいますように。
特に今、パリは雪が降ったりし、かなり冷え込んでいますので・・・
防寒はしっかりとして、パリ観光をして下さいね。