2010/10/21

カカオパウダー (Bernachon)

今週のパリ、寒いです!
我が家もついに暖房を入れ始めました。そして私は昨日から鼻風邪を引いています・・・トホホ
しばらく鼻声での接客ご了承下さいませ。



こんな寒い時には暖かいものが飲みたくなりますよね~。
ヴァン・ショーも始まりましたが、年中通してあるショコラ・ショー(ホットココア)が好きな私。
お家で簡単に美味しいショコラ・ショーを作りたい方にお勧めのココアパウダーはベルナッションのものです!


フランスの家庭では朝、コーヒーや紅茶と同様にショコラ・ショーも人気です。
前日の夜に、ココアパウダーをカフェオレボールなど何か入れ物に入れ、同量くらいの水を入れて、かき混ぜずに一晩放置。



すると翌日には水が粉にしみ込み、ペースト状になっています。
温めた牛乳にお砂糖とこのペーストをお好みで加えるとスプーン一つで簡単に溶けます。
チョコレートで作るのと違い、油脂分が少ない分だけあっさり仕上がります。物足りない方はバターや生クリームを少し足すと濃厚さが出ます。

2010/10/17

16区アールヌーボー建築巡り


先週はストが火曜日に始まり、土曜日まで続くことになりました。
そんな中、パリにご旅行に来られた方は、郊外に行けなかったり、美術館が例外的に閉館していたりと被害を被った方が多かったようです。

そんな時、天気が良い日の過ごし方をひとつ提案します。
16区のHector Guimardのアールヌーボー建築巡りです。パリのメトロの入り口で有名になった方ですね。

私は建築には詳しくはありませんが、見ることはとても好きです。
先日友達と見て回った時に作った地図を紹介します。


Afficher Hector Guimard sur une carte plus grande


見て回った後に入ったカフェはギマールの建物の下にあるカフェ。
こじんまりとした小さなカフェでした。

2010/10/16

Crème de Nougat (Bernachon)


ストの影響を受けているお客様が多いようで、気の毒だった今週一週間。
メトロは動いていても、美術館などストのせいで、閉館していたところが結構あったようですね・・・

今回ご紹介するチョコレートはベルナッションのヌガー入りのチョコレート。
写真ではわかりにくいですが、長方形のヌガーが16個くらい入っています。

この商品はボンボンタイプのものもあります。



アーモンドとピスタチオが入ったヌガーがたっぷり入っています。
ヌガーとチョコレートが好きな方にはお勧めです!


2010/10/09

銀座鈴屋


今回は日本の和菓子のご紹介。
お客様からお土産に頂いた栗のお菓子。

銀座鈴屋」をご存知ですか?
昭和26年からある甘納豆専門店のようです。


選んで頂いたものは代表銘菓の栗甘納糖と渋皮付き栗甘納糖でした。

せっかくなので甘納豆のことを少し調べてみました。
豆類、栗、ハスの実、さつまいもの輪切りなどをザラメ糖を溶かした水の液汁で煮て、砂糖をまぶし、乾燥させたもの。

1857年に榮太樓が発案。
その当時は「甘名納豆」という名前でした。
煮ると皮の腹が切れる小豆の納豆が「切腹」を嫌う武士から縁起が悪いとされたため、最初は若干風味の落ちる大角豆(ささげ)を原料にしました。

甘納豆を調べていて、興味深い文章を見つけました。

およそ菓子は、三つの要素を具備する必要がある。それは、1)風味が佳く、2)形態が美しく、3)栄養に富むことである。この三要素が全部備われば、上乗の優良品となることができる。 この三要素のうちもっとも重要なものは、風味の佳良なことである。たとえ形態が美しくても、風味がまずいならば、それは見かけ倒しの菓子であるに過ぎない。栄養だけが特に豊富であっても、それだから上等の菓子だとはいえない。それでは、薬用品になってしまう。 ……………それに美しい形態と、色彩と適度な大きさと、美術的の技巧とを加え、さらにその上に栄養分が豊富ならば、三拍子そろった上乗品になることであろう。
中村孝也著『和菓子の系譜』より
なるほどと思わされます。
確かにフランス菓子も元々薬品として食されていたものが多い。
その後、改良を経て、今のお菓子という形になっている。




包装紙の色が綺麗で、捨てるのがもったいなかったので、バラを作ってみました。
折り紙がないので、綺麗な紙を見つけると折り紙代わりにしてしまう私です。
それにしても、折り紙でいろいろ作れるんですね~。折り紙の本が欲しくなりそうです。

 (ブログを読んで下さっているとのことだったので、この場をお借りして、改めてお礼をさせて下さい。ありがとうございます。甘納豆のことを知る良い機会にもなりました!)

2010/10/08

新しい味入荷(Jacque Géninのキャラメル)

試しに新しい味が入荷されています。

オレンジ
レモン
栗のはちみつ

の3種類です。

オレンジとレモンは皮を利用しているようです。さわやかなお味。
栗のはちみつは多少くせがありますが、はちみつをそのまま食べるのとは違い、キャラメルに入ると優しい味になっています。

デニス叔母さんは栗のはちみつのキャラメルがとても気に入ったようで、食べてすぐにGénin氏に電話をし、「ブラボー」と言ったくらいです。笑

Franck Kestener氏、パリに!


今週の火曜日にオープンしたばかりのKestener氏のお店を覗きに、仕事の後、行って来ました。
若手の彼はパリに出店するのが、夢のひとつだったようです。

場所はルクセンブルグ公園のすぐ側です。
Génin氏と同様にパリにお店が出来ても、彼のチョコレートは取り扱いを止めませんよ!
フランス各地のチョコレートをひとつの箱に入れて、食す人がフランスを一周した気分になれる楽しみは彼のお店では楽しめませんからね~。

彼のチョコレートのファンな人には朗報ですね!
チョコレート以外にマカロンも販売されています。私達が取り扱っていないチョコレートをKestenerパパに味見を少しさせてもらっちゃいました。


和菓子が嫌いなデニス叔母さんと和菓子大好きな私は、味の好みが違うことがあります。
人それぞれ好みが違うのは当たり前ですね。
なので、仕入れていないチョコレートでも、私には美味しいものがもちろんあります。苦笑。



私がお店にお邪魔している間に来られたお客様。
あのキャラメル入りの小さな板チョコを悩まれていたので、思わず「とても美味しいので、お勧めですよ~」と声を掛けてしまいました。

商売敵になるとは思わず、お互い支えあって、上手く回ればと思っていますので、皆さんどちらもご利用下さいませ。
定休日は当店と同様に、とりあえず日、月だそうです。
19時までとドアには書いていますが、私が行ったのは19時半前。今のところ20時過ぎまでは開けているようです。

Franck Kestener
7, eur Gay-Lussac
75005 Paris
01.43.26.40.91

2010/10/06

NOISETTE CACAO ERABLE (Mademoiselle Oorain Daisy )


天気がここ数日悪くなったパリ。雨が降ったり、止んだり。
その分、気温は上がりました。

新商品のご紹介です!
「Oorain brands Victoria」というメーカーのMademoiselle Oorain Daisyというシリーズのペーストです。
チョコレート職人ではなく、オーガニックの商品を取り扱っているようです。
コーヒー、メープルシュガー、コショウなど。

ラベルが何とも懐かしくなるようなものではないですか?
昭和初期くらいでしょうか?

今回入荷したペーストは、全てオーガニックのものを利用して作られているものですよ!
材料を見てみると、カカオ(さらにフェアトレード!)、ヘーゼルナッツ、メープルシュガー、きび砂糖、バニラ、ゲランドの塩。

味見をさせてもらったのですが、これがメープルシュガーのあの濃くが好きな方には絶対気に入ってもらえると思える美味しさ。
味見をしてもらったお客さんは、一口では足りなかった様子。

今回入荷されている物は大きな瓶ですが、ただ半分くらいの大きさの瓶を用意しているところとか。出来次第、小さな瓶を入荷する予定です。

このペーストはオーガニックのお店で取り扱いがあるようなので、当店限定商品でありません。

クレープ、トースト、アイスクリームなど何にでも利用出来そうなペーストがまたひとつ仲間入り!

Oorain brands Victoria